環境事業部

PFAS除去用活性炭

有機フッ素化合物である PFOS 及び PFOA について、我が国の水道水からも検出されていることから、令和2年3月30日付け厚生労働省大臣官房生活衛生・食品安全審議官通知「水質基準に関する省令の一部改正等について(施行通知)」により、 暫定目標値が設定(PFOS と PFOA の合計で 50 ng/L)されるとともに、水質管理目標設定項目に位置づけが変更されました。
また、米国では令和5年3月に第一種飲料水規制案として PFOS について4ng/L、PFOA について4ng/Lと非常に低濃度となっており、今後、我が国においてもこれと同等の規制が設けられる可能性があります。
弊社の活性炭は、国内では初めてPFOS・PFOA除去用の活性炭として浄水場様に納入いたしました。

PFAS除去用活性炭
feature

PFOS(構造式:C8HF17O3S)、PFOA(構造式:C8HF15O2)のような比較的高分子の物質を吸着するメソ孔の細孔が発達しているのは当然として、トリハロメタン生成能やカビ臭といった低分子の分子を吸着するミクロ孔の細孔も発達しています。また、浄水場では粒状活性炭吸着池前段にオゾン処理を設けており酸化力の強いオゾンが流れてくるため活性炭は脆くなり易いですが、弊社の活性炭は圧密成型で製造を行っており高強度なので脆くなりにくいです。
さらに、熱再生を施しての再利用で、資源の有効活用が出来るよう検討中です。

PFAS除去用活性炭の一般物性

銘柄(※1)項目単位代表特性値
浄水処理用銘柄
PL-C6SK

排水処理用銘柄
PL-C6S
よう素吸着性能mg/g1000
粒度(※2)0.85-2.0㎜ / 0.425-1.7㎜
硬さ95
※1 諸事情により銘柄が変更する場合があります。
※2 粒度は代表的なものを記載しており、他の粒度幅にも調整可能です。

PFAS吸着能力

PFAS項目単位除去率
PFOSng/L99.5%以上(1ng/L未満)
PFOAng/L99.5%以上(1ng/L未満)
PFHxSng/L99.5%以上(1ng/L未満)
★ 活性炭入りドラム缶体での地下水処理実績
  LV:5m/h、PFAS濃度(※):約1200ng/L
※ PFAS濃度は、PFOS、PFOA、PFHxSの合算量
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